娘の障害を初めて知った日

みなさんこんにちは。
障害がある子を育てるママサークル
おひさま&おつきさま
代表 平川景子です。

私の愛娘は、現在18歳。
3年制の短期大学 歯科衛生科に入学しました。
私と同じ資格です。

娘は、両手両足の指が骨と皮膚てが全部くっついて、
まるでスプーンのようなおててで生まれて来ました。
私は千葉県に住んでいますが、出産は実家の青森県の総合病院での里帰り出産でした。
実家は更に田舎で、病院から1時間離れているので、
いとこのうちに1週間前からお世話になっていました。
出産直前
不思議な出来事がありました。
いとこの子供が、
「けーこ姉ちゃん、絵本読んで〜」
「いいよ〜」
そう言って、差し出された本の題名が
《さっちゃんの魔法の手》でした。
たしか、さっちゃんは左手の指がない子で、学校でじゃんけんができずに落ち込むんだけど、
最後は自分もみんなも受け入れて仲良くできるって言うお話だったと思います。
その本を読み終えた後、いとこの子供が言いました。
「さっちゃんは結婚するとき、指輪できないよ。どうするの?」
私は答えました。
「指輪ができなくても、結婚できるんだよ」
「ふぅん、そっか」


妊娠の経過は良好で、エコーでも何も問題なく過ごしてきました。
予定日から1週間が過ぎようとしていた寒い冬の夜。
『なんだかねむれないなぁ。。』
そんなことを思いながら、うとうとしていると
夜中に突然ワーーーっと破水したのです。

まるで、滝のように羊水が一気にザーー!!と流れ出てきました。
私は少しパニックになりながら
いとこを起こしに行きました。
「破水したー。」
タオルを股に挟んで、車で病院に連れていかれました。
約12時間の腰が割れるほどの陣痛の後、ようやく生まれたのは2600gの女の子でした。
生まれてきた娘を
ほんの一瞬
胸の上に乗せてくれて
それからすぐどこかに連れていかれました。
きっと体を洗ったり、体重測ったり色々やることあるんだろうなって
初めての出産だったので、
何も疑問には感じませんでした。
その日は赤ちゃんに会えず一晩ゆっくり眠ったのでした。

そして、娘に会えたのは
翌日の朝でした。
娘に会えるワクワクでいっぱいで、
新生児室に足早に向かう私。
初めて目にする娘のフニャフニャな小さなお顔。
私が娘を抱いて感動しているその時
先生が一言、言いました。
その時のセリフ、なぜだか思い出せません。
ただあの時は娘の手を見て
ただただ驚いて、
「なんで?」って言ったのを覚えています。
手の障害は見たことも聞いたこともなかった。
こんなことってあるの?
とにかくあの瞬間はショックの一言でした。
それから、私は
この子を守らなきゃと強く強く抱きしめたのです。
それから、私が障害と向き合う日々が続きます。
続く…

障害があってもなくても、ほんとは関係ない。
ひとりの大切な存在と、オリジナルな人生を歩んで、みんな成長しているんですものね。
交流会では、はみがき相談を交えながら
自分のことを話したり、聞いたりして情報交換ができたらいいなと思っています。
ご興味がある方メッセージくださいね。
千葉県我孫子市で行います。

子育てママのためのコミュニティ おひさま&おつきさま

このコミュニティは、千葉県我孫子市を中心にハンディキャップのあるお子さんを育てているママのための交流会を行なっています。 一人で悩まないで。 困っている事、不安な事、嬉しいこと、なんでも話せる場所です。 不定期に交流会を開催しています。 また、心理カウンセラーによるお悩み相談もお受けします。

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